ストラスちゃんネット

ユーザー投稿型コミュニティブログ。執筆者はゲーマー中心で投稿ジャンルはエンタメ全般。随時寄稿者募集中。

Doki Doki Literature Club!にクリア後もビビらされてる話

ゲーム内容も割とビビったんだけど

それより他のことにビビったので書いた。

 

 

 

 

※この記事はDDLCのネタバレに加え
UndertaleやOneshot、EVER17他ギャルゲーエロゲー作品の話題も唐突に入ったりしますが、ご了承ください。

 

無料だからまだ遊んでない人はすぐ遊んでね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

まず一言

 

DDLCの記事書いてる人多すぎてビビった。

 


この記事の多さは

無料だからみんなが気軽に手を出しやすいゲームって分母の大きさかもしれないし

ネットで一言呟いて感想を言うのに非常に適していない作品だからかもしれないし

もしくは文芸部員の詩に触れてみんなが文章を書きたくなったからかもしれないし

 

ただ、調べれば調べるほど
そこにはひとりひとりのポエムみたいなものが書かれてて
心地の良い感じがした。

作者が狙わずともみんな本当に文芸部の一員になっているようなそんな感じ。

 

 

じゃあなんで今さら僕が書くんだよって話だけど
このDDLCには魅力的なキャラを多くて…

特にユリさんが個人的に気に入っていたりもしたんだけど

でも今後DDLCの続編はでないだろうと心の中で決めつけている自分がいた。


ふと、自分の中で想像してみたんだよ
具体的に
「文芸部のみんなと楽しく過ごす世界」を。


そしたら自分の中で心のコンフリクトが起きた。
(ちょっとコンフリクトって言葉使ってみたかった。)

 
文芸部員がみんなで楽しく過ごす世界がとてつもなく怖かった。


そこからはほんの少し想像するだけでも背中がゾワゾワっとするくらい恐怖だった。

 めっちゃビビった

 


だからこの僕が感じた恐怖を記事として
DDLCの感想としたい。そう思って記事を書こうと思った。

 


だからこの記事は今までと違って
僕の自然な文章で僕が感じた僕の気持ちを素直に書こうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

まず、この恐怖が何なのか。


たぶんだけど、この感覚は“不気味の谷”だと思う。

 

“不気味の谷”が何なのかは調べればすぐわかると思うけど
要はロボットが人間らしくなると人はロボットに好感を持つ。
でも、より人間らしくなると突然ロボットへ強い嫌悪感を抱くってやつ。

 


恐らくDDLCのキャラクターに人間性を感じて
それがビジュアルノベルとしての僕の“不気味の谷”を触れられたような気がする。

 

 

元々、僕は数は多くないが
そこそこの数のギャルゲーエロゲーをやってきた。

そりゃもうDDLCから感じるギャルゲー力(ぢから)は色々な作品から影響を受けていると感じた。

いきなり注意文をぶちこんで承諾させるスタイルは「沙耶の唄」

いきなりプレイヤーに話かけてくるメタ的演出はEVER17とかあるし

どうしても主人公とくっつきたくて他キャラが狂気に交じる作品だって山のようにある。
(鬼うた。とか割とすき)

 

 

ただ、どうしてもDDLCだけ他の作品と違う部分があった。

 

それは
“キャラクターは自分(プレイヤー)と恋愛しようとしている”点。

 


いやいや、恋愛ゲームなんだから普通そうじゃんと思うかもしれないけど
僕は僕に恋愛しようとしてきたキャラクターはいないと感じている。

 

そりゃ主人公に感情移入して遊ぶだろう。


ときメモでは藤崎詩織の手強さに四苦八苦したし

ドリームクラブで亜麻音さんの最高のお友達になった時は落ち込んだし

スマガでは何度も何度も死に続けたし

アマガミでは薫と付き合うことに喜びつつも疎遠になる梨穂子に心痛めたし

美少女万華鏡vol2では精神を病んで女装して街を練り歩いた時もあった。

 

※よく考えたらドリームクラブは結構プレイヤーと恋愛しようとしてたけど、なんで自分が恋愛してると思えなかったんだろう。酒の会話が機械的だったからかな・・・? 

 

 

でも、ウィンドウを閉じればギリギリ僕じゃなかった。
あくまでゲームと割り切れていた。

 

 

でも、DDLCはどうだろう。
主人公はただのVRチャットのモデルみたいなもので
モニカも最後のサヨリも望んだのは僕自身だった。

 

 

 

唐突だがDDLCにはよく比較される作品がある。
「Undertale」と「Oneshot」

まぁ言いたいことは分かる。
どの作品も作品とプレイヤーとのインタラクションデザインで勝負してるゲームだから。


ただ、そのアプローチ箇所が

「Undertale」はプレイヤーのゲームプレイにアプローチして

「Oneshot」はプレイヤーとキャラクターとの関係(ゲームの思い出とか)にアプローチしてる


かなぁ~~と自分の中で思っている。

 


じゃあDDLCは何だって言ったら
それはもちろん「恋愛」だと思う。

 


僕の中で“恋”と“恋愛”は違うと思っていて

 
“恋”は相手を想うこと

“恋愛”は相手を想い、相手が自分を想ってくれること

 


要は“恋愛”とは

自分と相手が相互に関係してるからこそ“恋愛”と言えるのだと思ってる。

 

そう考えると
僕の知っている恋愛ゲームというのは基本的に
「主人公とヒロインが恋愛する所を見て、自分もヒロインとそうなりたいと恋するゲーム」だった。

 


DDLCは恋愛要素をプレイヤーにインタラクトすることで相互関係を作り、恋愛たらしめる事に成功している。
紛れもなく“恋愛”ゲームだった。

 


話を戻そう。

DDLCはキャラクターと僕(現実)が恋愛するような仕組みとなっている。

ではそこでモニカから“恋愛”したいの…と言われても
僕は、はい恋愛します。というわけにはいかなかった。

だって向こうは画面の中だし・・・

相手の事よく知らないし・・・

っていうかこっちの話届かないし・・・

 

でもモニカもそれは分かってて

自分の事をずっと話してくれる。

 

何だこの思いやり精神・・・

自分の声さえ届けば本当に二人だけの世界になりそうじゃないか。

 

 

 

でもなぁ・・・

今までやったこと考えるとモニカってこわいよな・・・

独り占めにするためにみんな消したりするし。

 


えっ、待って、それすっごい人間的じゃない・・・?


「みんな消せば独り占めできるね」
サークルが壊れると分かっててカップルになるやついるよね。
わかるわかる。


「こんな世界にあなたが来てくれた」
工業系の学校に舞い降りた女子かよ。
そりゃ好意的になるわ。


「でも私もあの場所が好きだったから」
いるわ…別れたカップルでサークルに女だけ残して去っていく男


いやもうモニカはゲームの中にいるってだけでかなり人間的だと思う。

 

そしてあの世界

自覚すればみんな人間になるんだよ。

 

 

めっちゃ怖いよ!!

 


ビジュアルノベルは基本的に画像と言葉で伝えるものだから
心を表現するとか全部文字や画像だけで理解できるようにしてある。

でも中のキャラクターが表情でも言葉でも一切心の中が分からないキャラクターになる。

で、恋愛する。
それってもう人間みたいなもんじゃない?

 

僕がギャルゲー部分を改めてプレイする可能性を考えた時
この作品のキャラクターだと
表面はビジュアルノベルなのに

中は人間というレベルまで認識が改められている。

そのキャラクターと恋愛…まではいかなくても仲良くする。

こっちはみんなが仲良くしているのを見てるけど

キャラクターの本当の心なんて分からないし

向こうもこっちの心を読もうとしてくる。

 

いや、もう現実になっちゃうよそれ・・・


そんな妄想に“不気味の谷”現象を感じたんだと思う。

 

 

だから僕にとってDDLCは

このままみんなのデータが存在しませんって終わって欲しいゲーム。

怖いから。

続きがあると困る。

 

 


もしファンディスク的なものが出るとして

(これはMODとか制作されてそうな気もするけど)
詩を選択肢ではなくプレイヤーに自由に書かせて
それをキャラクターが評価してくれるシステムとかあったら
そう妄想するとガチで鳥肌が立つ。

 

もうめっちゃビビってる

 


そういう感じで
もうDDLCの世界を脅えて見ることしかできなくなった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


最後に

 


DDLCは僕にとってかなり好みのゲームだった。

美少女ゲームもホラーゲームも好きだからね。

そして色んなギャルゲエロゲを食っては捨ててきた人たちには

そりゃもう色々ぶっささるゲームだと思う。

モニカ大好きマンが現れるのも分かる。

 

 

 

 


だって

モニカってさ

 

 

 

 


これだよね。

www.youtube.com

 

※本文の一部改訂しました