僕の大好きだったクソゲー『新選組群狼伝』をおもむろに紹介したい
みんなには
“人には薦められないけど超個人的に好きすぎるゲーム”
と聞いて思い当たるゲームはないだろうか
僕の場合はこいつだ
この『新選組群狼伝』というゲーム
今ならAmazonで数百円。
なぜAmazonレビューが高評価なのか全く分からないが
このゲームは“一点”を除いてクソゲーであること僕が断言する。
騙されるな。
では今から『新選組群狼伝』とかいう2005年発売のゲームを
今更だが舐めるように紹介しようと思う。
まずパッケージを見てオタクならすぐ気づくだろうが
このゲームのキャラクター原案はあの“和月 伸宏”先生だ。
分からないという人は「るろうに剣心」とか「武装錬金」と言えばわかるだろうか。
分からないニコニコ世代も真っ赤な誓いぐらいは知ってるハズ。
個人的にはフタエノキワミも大好きだぞ。
ともかくあの有名な先生がキャラ原案!素晴らしい!
だがしかし!
ゲーム内画面で見ると和月先生絵の面影は全くない。
当時、3Dモデルの製作に金がかかったのかもしれないが、和月先生のキャラクターを動かしたかった人はガッカリしただろう。
-10点
ゲーム内容的に新選組が題材ということで
るろうに剣心の新選組スピンオフキャラゲーを期待するユーザーもいたと思うが、本作にるろうに剣心との繋がりは全くない。
普通にオリジナル作品である。
そしてオリジナルのストーリーは全く面白くない。
-10点
実は声優がかなり豪華。
沖田総司(声:川上とも子)
斉藤一(声:立木文彦)
近藤勇(声:玄田哲章)
土方歳三(声:子安武人)
原田左之助(声:関智一[2])
永倉新八(声:三木眞一郎)
藤堂平助(声:浪川大輔)wikipediaより引用
だがしかし!
プレイできるキャラクターは沖田総司“のみ”であり
他のキャラクターは声をかけて応援してくれるだけである。
(一応必殺技でイケメンボイスを聞けるがその技の仕様もクソなので後述)
みなさんの予想通り、収録ボイスも大して多くない。
-10点
ゲーム内容はというと
まず敵と出会うために
無駄に広い街や建物を歩かされる。
そして本作にはダッシュがない。めっちゃ遅い。
-10点
通常攻撃が弱すぎて
雑魚にすら避けられる&返り討ちにあう。
-10点
頑張って攻撃して溜めたゲージを使う必殺技は
画面内の敵全員に“使った瞬間に”大ダメージ。
アクションゲームの良さを完全に投げ捨てている。怠慢。
-1億点
そして、そんな超強力な必殺技があっても
超遠距離から雑魚の弓兵に一生攻撃されて
そのまま嬲り殺される事がよくある。
-1000兆点
とまあ
要するにアクションゲームとしては散々な出来栄えのゲームだ。
しかも当時は楽しい侍ゲームが数多くでていた時期なので
他の侍作品と比較してもひときわクソゲー度は高かった。
(当時は侍道や風雲幕末伝とか、剣豪シリーズがでていた時代)
でも本作にはその全てのクソを一瞬だけ忘れられる最高の瞬間がある。
それはステージの最後に待ち構える
「ボス戦」だ。
実は意図して伏せていたが
本作の一番の遊び所? は見切り&連撃システムにある。
本作は
登場する全ての敵の攻撃に見切り判定がある。
見切りを行うには
- 敵の攻撃モーションが始まる
- キャラクターの周りに矢印が表示される
- 光って表示した矢印に対応した十字キーと×ボタンを同時押しする
- 見切りが発動する
といった流れである。
そして見切りが発動すると
- 敵が行っている攻撃を完全に避ける
- 見切り時にのみ、強化攻撃である連撃を行える
- 敵の位置が遠い場合、連撃を行おうとすると敵まで一瞬で近づいてくれる
このような恩恵がある。
そう、このゲームは
マップを歩くの遅いとか
通常攻撃が弱いとか
遠距離攻撃雑魚が強いとか
そういったクソを全てねじ伏せるための
「見切り&連撃システム」である。
もはや見切りの押しつけである。
ついでにいえばこの見切りがあっても
やはり雑魚戦はくそつまらない。
(ついでに見切れない人には難易度が高すぎてクソ)
だが「ボス戦」においてはこの見切り&連撃システムが最高にクールだ。
このボス戦の動画を少し見て欲しい
実はこのゲーム
ボスも見切る
最高難易度にもなると
見切りVS見切りという超反応決戦となる。
この見切りVS見切りを行っている時
完全に脳内物質がドっパドパである。
まさに
見切りドラッグバトル
さらにこのゲームの連撃システムも薬物である。
よくある□を連打したら斬りかかるアクションゲームと違い
□や△を押すタイミングによって斬り伏せ方が5種類に変化する。
(といっても通常攻撃はこのゲームも□連打するだけだが)
文章では説明しづらいが
ボタンを押すタイミングが独特なのだ。
タン タン タン タン
タン タン タタン タン
タン タン タン タン
等々
そして高難易度になると
同じ連撃を使った時ボスに見切られやすいという欠点がある。
(先ほど紹介した動画の主も同じ連撃を使用しているためかなり多く避けられてしまっている)
敵の攻撃を見切りつつ
しかし手元は冷静に連撃のコマンドを打ち込む
さらに連撃コマンドを変えることで有利に戦える。
考えるな感じろとは本作のボス戦の言葉にぴったりだ。
このゲーム以上に電子ドラッグを感じたゲームは今のところ見ていない。
+1000兆1億150点
トータル 100点!
95%のクソと5%の電子ドラッグで出来た
愛すべきクソゲーの紹介をこれで終わらせてもらう。
他にもアドレナリンが異常値に達するゲームがあれば
是非とも教えていただきたいで候。