ストラスちゃんネット

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『Hammerwatch』―ちっちゃいのをたくさんプチプチと潰す快感―

過去記事発掘5本目。2013年12月10日の記事です。

ぶっちゃけあまり読む価値のない記事。

何故かと言うと情報がとても古いので。

アップデートされてるし、続編、大型DLCも出てるのでもうこのレビューに価値はありません。

発売当初のNo Man's Sky批評みたいなものです。

ですが私は残します。それが記録というものだからです。

総評すると、Coopで遊ぶには悪くないワラワラ感のあるガントレット風ゲーム、です。

一人でやると物量負けしちゃうんだよね。立ち回り考えるのも楽しいけどさ。

 

  

 

 『Hammerwatch』はSteam Greenlightに登場した時にPVを見て、そのレトロなグラフィックと爽快に敵をなぎ払う魔法、ダンジョンに仕掛けられた謎解きに役職が複数ある4人coopと、それらの要素に惹かれて気になっていたゲームだった。折角チェックしていたのでと、セールが来た時に購入。価格は$3.39。

 このゲームにはストーリーがあるわけでもないので英語のままでも特に問題は無い。どれくらいストーリーが薄いかというと、冒頭で「後ろの橋が壊れてしまった!先に進むしかない」と書かれるだけ、というくらいの薄さだ。ただ洞窟を潜るだけ。

 

 

 ジャンルは謎解きダンジョン系の見下ろし全方位アクション。4人までのcoopも出来る。ハクスラっぽく見えるけどそんな要素は特に無い。全方位STGではなく右スティックと左スティックの役割は一緒。キャラクターは4種類で、Paladin,Wizard,Ranger,Warlockがいる。攻撃方法は剣、魔法、弓、魔法+近接攻撃。それぞれに通常攻撃とスキル攻撃がある。

 

 

 マップは慣れるとそれなりに使える。だが拡大率やらを変えれず自分の周りだけしか見えないし階層もコロコロ変わるので、 この鍵はどこに使えるんだっけな…という時には結局歩き回ることになる。見えていない部分は隠されているのだけど、かなりの広範囲が見えてしまって、オブジェクトも親切に表示してしまうので、あまり探索している感じがしない。一応ミステリールームはあるけど、そんなに大したアイテムは手に入らないので、見つけた時の興奮は薄い。

 

 

 ライフやマナ、スキル攻撃などは全てお金で購入。道中は基本的に敵を倒しお金を回収しながら鍵を探して進む。たまにショップがディスカウントされるメダルや残機を増やせるアンクが落ちていることもある。宝箱もあるのだがこのゲームには武器や防具という概念が無いので、そういったハクスラ要素を期待すると裏切られることになる。さらに経験値の概念もなく、敵を倒すことでレベルアップするわけでもアイテムドロップするわけでも無いので、結局このゲームの敵は障害物でしかなく、出来るだけ避けながら邪魔な敵だけを倒して進むことが最善になる。全部倒してもいいのだが、見返りが無いので次第に倒すのが面倒に……。

 

 

 敵を無視して進んでいくとみんな着いてくるのでどんどん増えていく。このゲームは小さい敵がわらわらと大量に湧くので、小部屋に入ると大変なことになる。しかし敵は真っ直ぐ自分を目指して歩いてくるだけなので、上手く立ち回れば角に待って一体ずつ処理していくことも可能。またマナを溜めてスキルを利用し一気に倒す手もある。ぐるぐる回りながらトレインして敵を少しずつ減らすことも出来る。いずれにせよコインをチャリンチャリン拾いながらザクザク攻撃し、スキルで大量の敵を吹き飛ばす無双感は楽しい。

 だが楽しむ要素はそれしかない。そういった土台は作られているのだが、残りはアップデートとユーザーMOD頼り。

 

(coopはまだやっていないのだけど、味方が増えて資源を奪い合うようになり、思い思いに敵を倒しながら進むことになるだけだろう。特に役職ごとに使い分けて戦うような戦略性も見つからない。それでもみんなでわいわい敵を潰しながら遊ぶならそれなりに楽しめるとは思う。)

 

→書き直し

  シングルプレイ用のバランス調整はされておらず、巣穴の周りからは大量の敵が湧いてくるので一人で潰そうとするとかなりつらい。やはりcoopゲーと割り切ることが必要だ。複数人でやるにはたくさんの敵がいてちょうどいいと思う。

 

(似たような作品として挙げると、Legend of Grimrockは古き良きゲームながらグラフィックは現代風に強化しており、さらに凝った仕掛けとシークレットルームにバリエーションのある敵。それ単体でも十二分に楽しませるものが完成していた。

 だがHammerwatchはグラフィックこそ解像度が高くなっているものの、古いゲームの作り込みを減らしたリメイクでしかない。少人数で開発費もあまりかけずに作っているので、そこまでの完成度は求めるべきでもないというのも理解は出来る。)

 

  あくまでもcoopとMODでの拡張性が売りなので、これをただ単に遊ぶだけの価値は無いように思う。

  最近流行りの廉価なインディーズゲームは、アップデートやMODでの拡張を見越して作っているのだろう。実際、発売以降に役職が一つ追加されているようだ。まだまだ魅力は少ないが好きなジャンルなので、是非頑張って欲しい。これからの開発陣の頑張りと、ユーザーMODの盛り上がりに期待したい。