ストラスちゃんネット

ユーザー投稿型コミュニティブログ。執筆者はゲーマー中心で投稿ジャンルはエンタメ全般。随時寄稿者募集中。

「自分を作り上げた作品4選」の思い出を書き連ねる

先日こんなツイートをした。

 

これらの作品は割と本気で選んだ4選でとても思い出深いものばかりだったので

記録の意味も込めて選出した理由について書き残したかった。

ただの自己満足だ。

 


星のカービィ スーパーデラックス【ゲーム】

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それは5歳の春だった。

当時、僕の両親は共働きで2人とも帰りが遅かった。
だから幼稚園に通っていた僕は、実家のおばあちゃんの家に帰宅していた。


実家のおばあちゃんはいつも畑に出ていて、実家へ帰っても僕は1人だ。
テレビを見ていてもつまらないし、家の物を勝手に触って怒られるのも嫌だ。

ただ退屈で暇を持て余した僕はその日なんとなく散歩に出かけた。

 

この散歩は僕の人生を大きく変えた。

 

散歩に出かけてすぐ、僕は仲良く遊ぶ男の子と女の子に出会った。
少し気弱そうな男の子とハキハキしゃべる快活な女の子だ。

女の子「あなた、なんさい?」
僕「5さいだよ」
女の子「いっしょだ!」
男の子「いっしょだ!」

女の子「じゃあー、ともだちになろう!いっしょにあそぼう!」
僕「いいよ!」

女の子「今日はね!Tくんのおうちでピコピコするやつしたい!」
僕「ぴこぴこってなーにー?」
女の子「なんかねー、なんかねー、こういうので遊ぶんだよ!」
男の子Tくん「ふぁみこん!」


こうして僕はTくん、Sちゃんと友達になった。

Tくんの家につくなりテレビの前に座り“ふぁみこん”にスイッチを入れる。

ピコーン! フィーン キラキラキラキラキラキラキラキラ
ででっでっでー ででっでっでー  ガタンッ!

 


そう、こうして僕は
「星のカービィ スーパーデラックス」に出会った。

 


当時の事は今でもはっきり覚えている。

TくんとSちゃんと友達になったこと。
最初は全然触らせてくれなくてつい僕もやりたいと言ったこと。
操作に慣れなくて何度も何度も死んだこと。
プラズマは左右にカクカク動くとチャージが早く溜まること。


煌びやかな画面に魅了された僕のゲーム初体験だった。

 

初めてのゲーム、初めての友達。
その原体験を与えてくれたのが紛れもなくこのゲームだった。

この出会いがなければ、
僕はゲームにハマることも、泣きついて星のカービィ3を買ってもらうこともなく、
SFCのゲームソフトをパクられたことにキレてTくんとパクったやつの家のインターホンを1時間押しまくったこともなかっただろう。

永遠の思い出を与えてくれた
「星のカービィ スーパーデラックス」は紛れもなく僕の神ゲーだ。

 


ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア【映画】

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア [Blu-ray]

ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア [Blu-ray]

 

この世に名作映画というものはたくさんあると思う。
だが、とりわけこの作品は僕の心に大きく響いた。


余命僅かと宣告された男二人が末期病棟で同室する。
死ぬんだから別にいいだろとテキーラを持って食堂に忍び込み、塩とレモンをつまみに酌み交わしながら一人の男は言う。
「お前は死ぬまでにやりたいこととかないのか?」と。


あらすじの時点でお察しだ。
死ぬ寸前の男達の話だ。

死ぬ寸前まで馬鹿な男の映画だ。

男で生まれてきたやつらのための映画だ。

賢く生きるだけが人生じゃないんだ。


おまえら男なら死ぬまでに絶対見とけよ。

 

死んだらもう見れないんだから。

 


新ソムリエ 瞬のワイン【漫画】

 僕は小さい頃、暇があったら父親の持っていた漫画をよく読んでいた。
「旭日の艦隊」や「ジパング」といった戦争もの
青春時代であろう手塚治虫の「ブッダ」と「三つ目が通る」
父親が人生で一番ビビったと言っていた「リング」関連の漫画
そして父親の趣味である『ワイン漫画』だ。

僕は小学生の頃から飲んだことのないワインに思いを馳せながらワイン漫画を読み漁っていた。
ソムリエ…神の雫…ソムリエール…

その中でも小学生の僕の心に強烈なインパクトを持たせた漫画があった。
それが『新ソムリエ 瞬のワイン』だ。

特に記憶に残っている1シーンがあるのだが
記憶が曖昧なので間違っているかもしれないがご容赦いただきたい。


ソムリエの技量を競うという大会に招待された主人公は決勝戦まで勝ち進む。
決勝には主人公を含めた3人の男が勝ち残っていた。

3人の男達の前に大会主催者が現れて最後のお題を出した。
「さあ、私にこのワインを振る舞ってくれ」と。

そのワインとは1940年代のロマネコンティ。
1本数千万はくだらないという代物。

1人目の男は緊張で手が震え、ワインを床に落としてしまう。
2人目の男は鮮やかな手つきでグラスにワインを注ぐ。
そして3人目の主人公は…「注がない」を選ぶ。

主催者はなぜ注がなかったのかと主人公に問うと
「このワインは…飲めたものではありません。なぜならウンヌンカンヌン…。だから注ぎませんでした。」

いや、そんなんあるかよ!ワイン漫画だぞ!飲まないし感想言わないんかい!
と、その時は思ったが何故かそのロマネコンティは開けるものではないことは納得できた。

ワインが作られた歴史とか今も現存する奇跡とか、もはや芸術作品のようなものなのだろう。
ワインは飲んで味わうだけが楽しみ方ではないということを僕に教えてくれた。
お酒(ワイン)って面白いなぁと深く考えることになったエピソードだった。

 

ワイン作りの歴史とか生産者側の苦労とか
そういった側面から読める『新ソムリエ 瞬のワイン』は長々と僕の心に残り続ける思い出の漫画だ。

 


そして月日は流れ、僕は立派に酒好きとなりましたとさ。

 

Call of Duty: Modern Warfare 2【ゲーム】

Call of Duty: Modern Warfare 2 (Xbox 360)

Call of Duty: Modern Warfare 2 (Xbox 360)

 

Twitterを始めてからxbox360でつい民と初めて遊んだ思い出のゲームだ。

その頃、僕はムルって名前でTwitterをやっていて、まだつい民と一緒に遊んだことはなかった。
ある日たまたまプラべか何かやろうぜー、と"ふしあな"が募集していた所に恐る恐るリプして参加した。
部屋に入ると"ふしあな"と"まとちゃん"しかいなくて何故か2人はショットガン縛りをしていて
相手を撃ち殺すたびに『いらっしゃいませー!』と挨拶する謎プラべだった。

でもなんだか楽しかった。

その謎プラべではボイスチャットは恥ずかしくてつけていなかったんだけど、
ふしあなが「くましゃべろうぜ!くましゃべろうぜ!」ってボイチャに誘われた。

何故"ムル"じゃなくて"くま"だったのかというとTwitterアイコンがプーさんだったから。

適当かよ。

でもちょっと嬉しかったから"ムルくま"に改名した。

それが今のTwitterネーム。

そこからどんどんつい民とxbox360で遊びまくったって話。

Twitterがなかったらこんなにゲームを遊んでいなかったと思う。

マルチプレイのゲームが好きになったのは紛れもなくTwitterのおかげだ。

 

 


以上が、僕の
【#自分を作り上げた作品4選】だ。